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<仙台七夕>再生 古い和服に託す 被災者グループ吹き流し製作

使わなくなった和服や帯を使い、華やかに仕上げた吹き流し=せんだい3.11メモリアル交流館

 東日本大震災で被災し、仙台市で避難生活を送る人たちでつくる「仙台かえりびなの会」は、仙台七夕まつり(6〜8日)に向けて吹き流しを作った。古い和服を再利用した七夕飾りに、被災地再生の祈りを込めた。仙台市地下鉄東西線荒井駅の震災記録展示施設「せんだい3.11メモリアル交流館」(若林区)などに展示している。
 吹き流しは全長約1.5メートル。古い着物や帯を縫い合わせて、華やかに仕上げた。4月下旬に作業を始め、計18本作った。7月7日から、メモリアル交流館に10本、市福祉プラザ(青葉区)に8本飾っている。仙台七夕まつり終了まで両施設で展示する。
 同会は、宮城県沿岸や南相馬市などからの避難者らが中心になり、震災の行方不明者への祈りを込めた「かえり雛(びな)」を作っている。2012年から桃の節句に合わせて、行方不明者と同数の約2600体を展示。七夕飾り作りは15年から、手掛けている。
 ひな人形と七夕飾りは当初、神奈川県箱根町の支援者から古い着物の提供を受けて材料にしてきたが、今年はメンバー自ら仙台市内で調達した。
 松崎翠代表は「仙台にも使われなくなった和服がある。震災から7年目になり、自分たちの足で立ち上がらないといけない。活動への協力を呼び掛け、地元に根付かせたい」と話す。


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2017年08月03日木曜日


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