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<自由研究のヒント>理科編 動物や化石にふれてみよう

6種類の動物骨格などを展示=仙台市八木山動物公園
化石の標本と採取に必要な道具を展示=仙台市科学館

 小中学生のみんなが頭を悩ませる「自由研究」。テーマの選び方などこつを聞いてみたよ。

◎仙台市八木山動物公園/食べ物や頭の骨 比べて

 仙台市八木山動物公園(太白区)に7月開園した「ふれあいの丘」は、ロバやヤギ、ウサギなど生きている動物に実際に触れることができる施設なんだ。ここを利用して自由研究ができないか、飼育展示課普及調整係の永倉頌子(しょうこ)さん(26)に聞いてみたよ。
 「『ふれあい館』の中には、チンパンジー、ライオン、ウサギ、ヒツジ、ダチョウ、アリゲーターの6種類の動物の頭の骨と、動物たちが主に食べているものを展示しているよ。それぞれを比べてみたら?」と永倉さん。
 比べるっていうけど、どんなところに注意して見たらいいんだろう?
 永倉さんのヒントは「うんち」。「展示コーナーには動物のふんの標本も合わせて展示してるの。こんなふんをする動物はどんな動物で、何を食べているんだろう? 食べ物の違いで歯の形や目の位置はどう変わる? とか気を付けて見てみよう」(永倉さん)。
 屋外にはヤギとヒツジが計17匹いて、間近で観察できるんだ。「同じように見える二つの種だけど、ヤギは高い所が好きで、ヒツジは平らな所を好むとか違いがあるんだ。他にもいろいろ違いがあるよ」と永倉さん。
 「質問があったら、係員に聞いてみてね」と永倉さんは話していたよ。観察していて気が付いたことをどんどん聞いてみよう。身近な動物の隠れた能力を発見できるかもしれないよ。

<メモ>開園時間は午前9時〜午後4時45分。仙台市発行の「どこでもパスポート」など、宮城県内小中学生対象の「パスポート」提示で入園無料。8月の休園日は21、28日。連絡先は022(229)0122。


◎仙台市科学館/化石見つけ標本作ろう

 昆虫採集や科学工作、さまざまな実験など、仙台市科学館(青葉区)には小中学生が取り組める自由研究のヒントが数多くあるよ。
 「いま一番人気があるのは、化石標本作りかな」と話すのは、事業係の菅井研二先生(55)。自由研究コーナーには、標本の見本と、採取に必要な持ち物類が全て展示されているんだ。
 市内で化石が取れる場所は、泉区西田中焼河原付近や太白区茂庭の赤石橋周辺が有名だよ。菅井先生は「採取した化石は番号を振り、ラベルを付けて整理しよう。分かったことはリポートにまとめることが大事」とアドバイスする。
 採取禁止の場所には絶対に入らないこと。河原は増水の危険があるので、小さい子は必ず大人の人と一緒に行うことも大切だよ。ルールを守って調査しよう。

<メモ>開館時間は午前9時〜午後4時45分。宮城県内小中学生対象の「パスポート」を提示すれば入館無料。8月の休館日は7、21、28日。連絡先は022(276)2201。ホームページは http://www.kagakukan.sendai-c.ed.jp/

 ◇

 参考までに、小学低・中学年には昨年度の研究テーマを、小学高学年と中学生には研究の注意点をちょっとだけ紹介するね。市科学館では小中学生のための各種の「研究の手引き」を用意しているよ。ホームページからもダウンロードできるから見てみてね。

◎昨年のテーマ

<小学1、2年生>  
・スイカのたねをかぞえよう
・しおをかけてやさいから出る水のりょうのじっけん
・きあつけいをつかった天気よほう
・キジバトのすづくりのかんさつ
・ダンゴムシのすききらいをさがそう
・セミのうかをかんさつしよう
  小学3、4年生  
・広瀬川のウナギはどうやったら取れるのか
・雪のような結晶はできるかな
・どろ水をきれいにする実験
・空気抵抗の大きい形の研究
・リモコンから出る信号の研究
・ビールでパンはできるのか〜こう母を育てて学んだこと

◎注意点

<小学校高学年・中学生>
(1)テーマを見つける
 身近な生活の中から不思議や疑問を探してみる
(2)計画を立てる
 研究で自分は何を知りたいのかをはっきりさせる
(3)観察や実験をしてみる
 誰がやっても同じ結果が出るように工夫する
(4)結果をまとめよう
 なぜこの研究をしたのか
 何を調べたかったのか
 どうやって調べたのか
 どんな結果が出たのか
 結果からどんなことが考えられるか
 研究を終えての感想


関連ページ: 宮城 文化・暮らし

2017年08月03日木曜日


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