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<内閣改造>与党「現実的な布陣」 野党「人選苦し紛れ」

 第3次安倍第3次改造内閣が発足した3日、東北の与党関係者はベテランを多く起用した安定重視の陣容を「党勢回復につながる」と評価し、前向きに受け止めた。一方、野党側は学校法人「加計(かけ)学園」問題などを引き合いに「事態を収束させようとしているだけだ」と批判を強めた。
 自民党青森県連の成田一憲筆頭副会長は「実力と経験を兼ね備えた人材を起用した安心感がある内閣」と話し、再出発を歓迎した。
 青森では、木村太郎氏死去に伴う衆院青森4区補選が10月に予定される。「党本部の問題は補選の結果を左右する。引き続き加計問題などに説明を尽くし、信頼回復に努めてほしい」と求めた。
 「失言する顔触れではなさそうだ。本筋の仕事を遂行する内閣に戻った」と評価したのは、公明党山形県本部の菊池文昭代表。「緊張感を持って議論や発言をし、国民の負託に応えてほしい」と注文を付けた。
 日本のこころの中野正志宮城県代表(参院比例)は「多数の閣僚経験者を配置し、実務処理能力に優れた現実的な布陣。挙党体制の構築を図れる」と期待を寄せた。
 野党からは厳しい声が相次いだ。共産党秋田県委員会の米田吉正委員長は「首相が根本的に反省しておらず、自身の改造が必要。国民の信を問う解散・総選挙をすべきだ」と訴えた。
 「『人心一新』をうたった割に新鮮味に欠ける」と断じたのは、社民党宮城県連の岸田清実代表。「支持率低迷の中、手堅い陣容にせざるを得なかった苦し紛れの人選。何かを成し遂げようという意欲が感じられない」との見方を示した。
 民進党福島県連の亀岡義尚幹事長は「大臣交代で問題を収束させるための内閣改造としか思えない。説明責任を果たさず、国民の目から隠すことで政権の延命を図ろうとしている」とコメントし、安倍首相の姿勢に疑問の目を向けた。
 自由党岩手県連の佐々木順一幹事長は「首相に対する不信感が支持率低下の要因で、改造しても本質は変わらない。国民の信を失った政権は早晩、総辞職か解散に追い込まれており、野党の総結集に全力を挙げる」との談話を出した。


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2017年08月04日金曜日


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