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<ベガルタ>仙台、視界不良 慣れない環境プレーに悪影響

鹿島−仙台 前半22分、ゴール前のクロスに飛び込むもボールを奪われ、悔しそうな表情を見せる仙台・奥埜(中央)(鹿野智裕撮影)

 仙台の真の敵は天候だったのかもしれない。濃霧がピッチを覆い尽くし、試合は10分間中断したほどで、真夏には異例となるオレンジの公式球が使われた。「決して言い訳にしたくない」と仙台イレブンは口々に言うが、慣れない環境がプレーに悪影響を与えた。
 前半ロスタイム3分、仙台の最終ラインの動きだしが一瞬遅れた。中盤から鹿島・中村が放った鋭いスルーパスは、ゴール前に抜け出した土居(山形市出身)へ渡り、先制点を決められた。平岡は「一番集中しないといけない時間帯だった」と表情をゆがめた。
 前節柏戦から高めた守備への意識は、先制を許す前まではうまく機能した。自陣でブロックを組み、鹿島の意表を突くパスにも対応し、何度もボールを奪い取った。
 相手ゴールに迫ったが、肝心の最後のパスが合わない。石原は「(鹿島の)両サイドバックの位置が(霧で)見えなかった。互いに同じ環境で言い訳はできないが、やりづらさはあった」と口にした。
 渡辺監督は「試合前、一瞬の隙を突くか突かれるかの勝負と話していた」と悔やむ一方、「狙い通りの守備ができ、攻撃は後半に盛り返せた」と手応えも感じた様子。6試合未勝利と結果は出てないが、チーム状態は悪くない。難局を乗り越える勝利への執念を次戦こそ見せたい。(狭間優作)


2017年08月06日日曜日


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