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<南東北インターハイ>重量挙げ/佐野(福島平工)飛躍の2位

重量挙げ77キロ級 スナッチの3回目で自己タイとなる115キロを挙げて2位に輝いた福島・平工の佐野

 南東北インターハイ第9日は5日、福島市の福島明成高などで8競技が行われ、重量挙げ77キロ級スナッチで佐野裕作(福島・平工)が2位に輝いた。トータルでは長根隆文(岩手・久慈工)が7位に入った。優勝したのはトータル261キロの水口雅樹(熊本・八代農)。85キロ級は鷹野玄貴(山梨・富士北稜)がトータル263キロで制した。
 相撲の個人は津志田亜睦(岩手・平館)が準々決勝で敗れ5位だった。決勝はモンゴル出身の留学生同士の顔合わせとなり、アマルトゥプシン・アマルサナー(鳥取城北)が、大相撲の元横綱朝青龍のおい、スガラクチャー・ビャンバスレン(千葉・日体大柏)に押し出しで勝って頂点に立った。外国出身の高校横綱誕生は初めて。
 ソフトボール男子では安積黎明(福島)が3回戦進出。ハンドボール女子の湯沢(秋田)が1回戦を突破した。

◎重量挙げ

(福島明成高)
 ▽77キロ級スナッチ (1)水口雅基(熊本・八代農)116キロ(2)佐野(福島・平工)115キロ
 ▽77キロ級ジャーク (1)水口雅基(熊本・八代農)145キロ(8)長根(岩手・久慈工)134キロ
 ▽77キロ級トータル (1)水口雅基(熊本・八代農)261キロ(スナッチ116、ジャーク145)(7)長根(岩手・久慈工)241キロ(107、134)
 ▽85キロ級スナッチ (1)鷹野玄貴(山梨・富士北稜)118キロ(5)佐々木(宮城・柴田)112キロ
 ▽85キロ級ジャーク (1)江端龍生(石川・金沢学院)145キロ(5)佐々木(宮城・柴田)140キロ
 ▽85キロ級トータル (1)鷹野玄貴(山梨・富士北稜)263キロ(スナッチ118、ジャーク145)(6)佐々木(宮城・柴田)252キロ(112、140)

◎駆け引き制し初表彰台 77キロ級スナッチ

 重量挙げ77キロ級スナッチで、佐野が115キロで2位に入った。初めてのインターハイでの表彰台に「3年間打ち込んだかいがあった」と喜んだ。
 重量挙げは重いバーベルをただ挙げればいい、という競技ではない。3回の試技の中で、ライバルの動向を見ながら自分の重量を決める駆け引きも重要になる。
 3回目、佐野は勝負に出た。表彰台を争う寺川(京都・海洋)が2回目で114キロを挙げている。当初は113キロの予定だったが、2キロ上げて115キロに挑戦。自己ベストタイとなる重量に成功すると、思わずガッツポーズが飛び出した。
 スナッチで燃え尽きた感があったかもしれない。続くジャークは2回目で125キロ、3回目で127キロを失敗。6キロ差で入賞を逃した。「トータルでも入賞を目指してウエートを上げる賭けに出たが裏目に出た」と悔しがった。
 高校の入学式で友人に誘われたのが競技を始めたきっかけ。それまでは「高校に入ったらアルバイトを頑張ろうと思っていた」。地元福島でのインターハイを大きな目標にして練習に励んできた。
 次は国体が控える。「今回の成績を自信に次につなげたい」と意気込んだ。(伊藤卓哉)

<長根、充実の7位入賞>
 重量挙げ77キロ級で、3年の長根が自己ベストのトータル241キロで7位に入賞した。「これまで頑張ってきてよかった」と充実した表情だった。
 スナッチは自身の記録を更新する107キロ。しかし、入賞するには得意のジャークで踏ん張りが必要だった。普段は120キロから始めるが、3キロ上乗せして123キロからスタート。3回目で134キロを挙げてトータル241キロをマーク、見事に入賞を果たした。
 2年生で出場した昨年のインターハイは、緊張してスナッチを3回とも失敗。記録を残せなかった。「今回は大会の空気にのまれなかった。経験が生きた」とうれしそうに話した。


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2017年08月06日日曜日


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