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塗装職人の技 世界に発信 大河原のアーティスト「祭典」出演 外国人客らに披露

「ものづくり・匠の技の祭典」に向け技術を磨くさとうさん

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、海外から国内を訪れる観光客らに日本の伝統技術をアピールする「ものづくり・匠(たくみ)の技の祭典」が9〜11日、東京で開かれる。塗装用のローラーを使って絵を描く宮城県大河原町のペイントアーティストさとうたけしさん(40)も出演し、職人の技と芸術を融合させたパフォーマンスを繰り広げる。

 制作現場を公開しながら短時間で大型作品を描き上げるさとうさんは9日の午前10時45分から30分間、ステージに立つ。ローラーを持った手の絵を4分、熊本地震の被災地の復興をテーマにした作品を9分で仕上げる予定。
 大河原町出身のさとうさんは19歳で米国に旅行した際、スプレーで絵画を仕上げる手法に出合い芸術家を志望。塗装職人の仕事を通じて技術を磨いた。東日本大震災後、海外の復興支援のチャリティーオークションなどで評価が高まり、現在は国内外で活動する。
 さとうさんは「自分のアートは職人の仕事の延長線上にある。海外と比べてもレベルの高い日本の職人の技を発信するイベントになればいい」と話す。
 東京都などでつくる実行委員会の担当者は「ローラーで描く作品には匠の技が結集している。優れた技をステージで披露してもらいたい」と期待する。
 9日のステージにはNHK大河ドラマ「真田丸」の題字を手掛けた左官職人挟土秀平氏や、重要無形文化財総合指定保持者の狂言師善竹十郎氏も上がる。
 東京国際フォーラム(千代田区)が会場の祭典には建築や料理、工芸といった伝統技術を受け継ぐ約80の団体がブース出展し、技を紹介する。初開催の昨年は3日間で延べ約3万6000人が来場した。午前10時〜午後6時(最終日は午後4時まで)。


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2017年08月07日月曜日


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