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<台風5号>釜石市民 不安な夜

避難勧告を受け、避難所に身を寄せる市民ら=8日午後7時10分ごろ、釜石市の釜石小

 台風5号が接近した東北は8日、激しい風雨に見舞われた。市内全域に避難勧告を出した釜石市の避難所では、身を寄せた人たちが不安な夜を過ごした。仙台市では女性1人がけがをした。東北各地でイベントの中止や国道などの通行止めも相次いだ。
 釜石市は8日午後6時10分、市内全域の1万6817世帯、3万4855人に避難勧告を出した。市中心部の釜石小には午後7時までに15人が避難した。
 夫婦で避難した同市大只越町1丁目の無職小倉貞二さん(80)は「自宅近くに山と沢がある。何事もなく台風が過ぎ去ってほしい」と語った。
 町内全域5440世帯、1万2148人に避難準備・高齢者等避難開始を出した岩手県大槌町では午後10時現在、避難所5カ所に計101人が避難した。一関市、宮城県加美町も避難所を開設した。
 仙台市宮城野区福田町南1丁目の介護施設では8日午前8時50分ごろ、入居者の女性(96)が家族と外出しようとした際、強風で転倒し頭にけがをした。
 石巻市の牡鹿半島を主な舞台に開催中の「リボーンアート・フェスティバル2017」は8、9両日、牡鹿半島エリアの屋外作品展示や飲食施設営業の休止を決定。石巻市街地の展示やイベントは実施する。
 秋田県では7月22〜23日の大雨で河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ被災地などで警戒を強めた。県などは9日に秋田市で開催予定だった県身体障害者福祉大会の中止を決めた。
 宮城県によると8日、栗原市の国道398号、川崎町の国道286号、加美町の国道347号、蔵王町−七ケ宿町の県道白石上山線(蔵王エコーライン)で雨量が規制値を超え、全面通行止めになった。


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2017年08月09日水曜日


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