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<カワセミ水族館>ゲンゴロウ、タガメ…福島・双葉の昆虫標本423種展示

原発事故前に福島県双葉町で採取された昆虫の標本が並ぶ企画展

 福島県双葉町で東京電力第1原発事故前に採取した昆虫を紹介する企画展「双葉町の昆虫−東日本大震災および原子力災害以前の昆虫相」が、同県猪苗代町の「アクアマリンいなわしろカワセミ水族館」で開かれている。
 双葉町歴史民俗資料館が2005〜10年に採取した423種668点の標本を展示している。原発から西に約6キロ離れた羽黒沢地区の有機栽培の水田は、水生昆虫の宝庫。タガメ、ゲンゴロウなど環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている13種をはじめ、39種が確認された。
 水田は、原発事故後に立ち入りを制限する帰還困難区域となって荒廃。14年調査では14種しか確認されず、絶滅危惧種の大部分が見られなくなってしまった。
 飼育員の平沢桂さん(40)は「人間と生き物が共存できる環境を守るには里山の適切な管理が重要だ。自分が住む地域に置き換えて考えてほしい」と話す。
 11月26日まで。入館料は高校生以上700円、小中学生300円。連絡先はアクアマリンいなわしろカワセミ水族館0242(72)1135。


2017年08月09日水曜日


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