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<台風5号>東北に大雨 北上遅く影響拡大も

 台風5号は8日、北陸から日本海に抜けて、沿岸を低速で北寄りに進んだ。佐渡島付近を通過し、9日夜までに温帯低気圧に変わる見通しだが、速度が遅いため北陸や東北では台風の影響が長く続く見通しで、気象庁は土砂災害や河川の氾濫に警戒するよう呼び掛けている。
 総務省消防庁の8日までの被害まとめでは、5日に鹿児島県で男性2人が亡くなったほか、全国で44人がけがをし、うち2人が骨折などの重傷だった。滋賀県長浜市では8日未明、姉川が氾濫し濁流が集落に流れ込み、市は周辺に避難指示を出し、約550人が小中学校に避難した。愛知県豊橋市では竜巻が発生したとみられ、約3キロにわたり家屋のガラスが割れたり屋根瓦が飛ばされたりして30棟以上に被害が出た。
 気象庁によると、北陸や東北の日本海側だけでなく、東から台風に向かって水蒸気を多く含んだ風が流れ込む東北の太平洋側でも、大雨に警戒が必要だ。石川県や福井県では8日午後までの24時間雨量が200ミリを超えており、地盤が緩んでいる地域では土砂災害の危険性が高くなっている。
 台風5号は今後もそれほど速度を上げず、本州に沿うように北東に進む。9日夜までに秋田県付近で温帯低気圧に変わるとみられる。
 9日午後6時までの24時間予想雨量は、いずれも多いところで、北陸は新潟県250ミリ、富山県、石川県100ミリ、福井県30ミリ。東北では100〜150ミリ。
 台風5号は8日午後9時現在、酒田市の南西約110キロにあって、時速約15キロで北東に進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。


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2017年08月09日水曜日


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