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仙台沿岸12集落の今昔 見て聞いて触れて学ぶ 10月まで参加型企画展

箱のふたを開けて仕掛けを楽しむ来館者ら

 仙台市地下鉄東西線荒井駅内の「せんだい3.11メモリアル交流館」で、東日本大震災の津波で被災した市東部沿岸地域の歴史や特色、現在の状況などを体感しながら学べる参加型企画展「みんなでつくるここの地図」が開かれている。10月22日まで。

 展示フロア全面を沿岸地域に見立て、若林区の荒浜や井土、宮城野区の蒲生など12の集落を木製の箱で表現。箱の上に木製のサイコロが複数置かれ、その側面に地域の写真や住民が語る町の思い出などを記した紙などが張られている。
 地域に関する自分の思い出を来館者がサイコロに書き足すこともできる。ふたの裏にタブレット端末が取り付けられた箱もあり、住民らの声とともに地域の現在を収めた写真のスライドショーが見られる仕掛けもある。
 住民の声は荒浜出身の若手ミュージシャン佐藤那美さんが現地で集め、フロアに流れる音楽も作った。目と耳、手で沿岸地域を体感できる展示となっている。
 若林区での被災者支援ボランティアの合間に訪れた横浜市の主婦千葉ひろみさん(66)は「それぞれの地域特性がよく出ている。地域住民と会話しているような気分になれた」と話した。
 交流館の八巻寿文館長は「沿岸地域も新しく生まれ変わりつつある。企画展を見て、次は沿岸地域に足を運んでほしい」と語った。
 入場無料。開館時間は午前10時〜午後5時(月曜休館)。連絡先は交流館022(390)9022。


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2017年08月10日木曜日


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