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<ベガルタ>守備に粘り 傷だらけでつかんだ勝ち点1

仙台−磐田 前半20分、体を張った相手の攻撃を防ぐGKシュミット(右)ら仙台ディフェンス陣(高橋諒撮影)

 7戦ぶりの無失点を喜ぶべきか、2戦連続の無得点を嘆くべきか−。仙台イレブンは判断に戸惑った様子でスタジアムを後にした。
 磐田は直前まで7戦連続ゴールを決め、うち6戦が複数得点。破竹の勢いを前に、仙台は終始守勢に回って決定機を何度もつくられたが、ぎりぎりでゴールを割らせない粘りを見せた。
 増嶋は「最近失点が多かったので一歩前進につながったと思う」。直前5戦で計13失点の守備が改善したことに一定の評価を下す。
 だが、守備重視の弊害は攻撃に表れた。磐田の名波監督は「7割以上のセカンドボールを拾えた」と胸を張る。シュート1本に終わった前節鹿島戦と同様、攻撃に迫力がない。流れの中でつくった決定機は後半38分、蜂須賀の右クロスに合わせたクリスランのヘディングシュートのみだった。
 富田は「守備のブロックを組んで重心が後ろ(自陣)にいったことで、相手が前を向いてセカンドボールを取る機会が増えた。そこで取られても、どこかで奪いに行くスイッチを入れるべきだった」と反省する。
 渡辺監督は攻撃の課題に触れつつ「何とか無失点で切り抜けたことをポジティブに捉えたい」と前を向く。イエローカード4枚を受け、傷だらけでつかんだ勝ち点1。降格圏に沈む広島戦を中3日で迎える。今度こそ勝ち点3を奪いたい。(狭間優作)


2017年08月10日木曜日


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