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震災資料を後世に継承 岩手・大槌アーカイブを公開 写真、文書1万4000点

岩手県大槌町が公開を始めた震災アーカイブ「つむぎ」

 岩手県大槌町が、東日本大震災の被災状況や復興の歩みを伝える写真、文書など計1万4000点をインターネット上に公開した。行政の震災対応を記録し、教訓の伝承や将来の備え、防災教育に生かす。
 震災アーカイブのウェブサイト「つむぎ」に収録した写真は、町民や復旧・復興に携わった関係機関、民間企業などから提供を受けた。震災前の町並みや人々の日常生活、郷土芸能も紹介。災害対策本部の行政文書や広報、新聞記事も収録する。
 利用者は、膨大な資料を時系列や地域別のほか「被害」「支援・ボランティア」「福祉」などテーマ別の12分類から検索、閲覧できる。サイトはパソコンやスマートフォン、タブレットに対応。町中心部に来年3月完成の復興拠点施設には、高齢者向けのタッチパネル式大型端末を設置する。今後、県や国立国会図書館の震災アーカイブとの相互リンクも構築する。
 事業費約1800万円は復興交付金で賄った。当初は今年3月末の稼働を予定したが、データ整理などに時間を要して公開が遅れた。一部で時系列が逆になっている資料があり、順次修正する。
 平野公三町長は「見やすく、利用しやすいアーカイブが完成した。資料を後世に継承し、永続的な活用を目指したい」と述べた。


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2017年08月11日金曜日


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