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「拉致問題解決を」響く力強い調べ バイオリニスト五嶋さんが訴え

音楽で拉致問題の早期解決を訴えた五嶋さん(中央)

 国際的に活躍するバイオリニストの五嶋龍さん(29)が13日、仙台市青葉区の市青年文化センターで開かれた宮城教育大交響楽団の定期演奏会に出演し、北朝鮮による拉致問題の早期解決などを聴衆に訴えた。
 五嶋さんは、宮教大の日比野裕幸教授の指揮によるチャイコフスキー「バイオリン協奏曲」のソリストとして登場。拉致被害者への思いを乗せた力強い響きは聴衆の心をつかみ、涙ぐむ人もいた。
 一般大学のオーケストラとの共演は、五嶋さんが若い世代に拉致問題を考えてもらおうと企画。宮教大や関西学院大、大阪大など4交響楽団が応じた。
 宮教大のメンバーは演奏会に先立ち、関係者の講義を聴いたり被害者の声のDVDを見たりして拉致問題を学んだ。運営委員長の川下真美さん(20)は「事件をよく知らなかったが、風化させてはならない問題だと感じた。自分たちの世代が今後しっかり伝えていく必要がある」と話した。
 五嶋さんは「被害者家族に思いをはせ、共にメッセージを発信してくれた学生たちを誇りに思う。多くの方が聴きに訪れてくれ、感謝している」と語った。


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2017年08月14日月曜日


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