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<大郷町長選>告示まで1週間 三つどもえ現前新が火花

立候補予定者の訴えに耳を傾ける町民

 任期満了に伴う宮城県の大郷町長選(27日投開票)は、22日の告示まで1週間に迫った。立候補を予定するのは、いずれも無所属の現職赤間正幸(67)、前町長田中学(71)、前町議の新人石垣正博(69)の3氏。1997年以降4度目となる赤間、田中両氏の対決を軸に、石垣氏を加えた三つどもえの前哨戦を繰り広げている。

 「2期8年、安心・安全なまちづくりを進めてきた。引き続き全力を尽くしたい」。赤間氏は昨年12月の町議会定例会で、事実上の3選立候補を表明した。
 年明けから態勢づくりを進め、町議14人中9人の支持を取り付けた。7月15日の総決起大会では壇上に村井嘉浩知事、近隣首長、農商工団体代表らが並び、町議6期、町議会議長も経験したキャリアと人脈をアピールした。
 「子育て支援を最優先に企業誘致を進め定住促進に取り組む。大郷を着実に前に進める」。赤間氏の呼び掛けに約350人の支持者は大きな拍手を送った。
 前回(2013年)の町長選で赤間氏に398票差まで迫った田中氏は6月、町議2人や支持者の要請で出馬を表明。「赤間町政の8年は停滞ぶりがひどい」と通算4期目の町政トップへの返り咲きに意欲をみせる。
 今月6日の総決起大会には約600人を超える支持者らが集まった。田中氏は「大郷の農産物を東京で売る政策を展開する。若い世代の就労や子育てを支え、町を再生する」と強調。県議や近隣市町議会議員、娘婿の若生裕俊富谷市長らと支援を訴えた。
 石垣氏は3期目の町議の職を7月に辞し、町長選に臨む。「議員活動10年。町活性化のための施策を次々提案してきたが、何一つ実現しない」と赤間氏の町政運営に疑問を投げ掛ける。
 15年の町議選では449票でトップ当選した石垣氏は、組織に頼らない草の根運動を展開。「高齢者による小規模農業を推進し、農業と福祉を連携させた事業に着手する。町内でレンゲを栽培し、交流人口拡大も図る」と訴える。
 黒川地域の富谷市、大和町、大衡村は人口増加傾向にある中、大郷町は唯一、減少傾向にある。ピーク時(1955年)に1万3140人だった人口は、7月末現在で8288人にまで減った。70代の農家男性は「子や孫が大郷を離れていく。町を復活させるようなリーダーがほしい」と期待する。
 同町の6月1日現在の有権者は7143人。


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2017年08月15日火曜日


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