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<甲子園>盛岡大付 代打、代走の采配ピタリ

盛岡大付−松商学園 7回表盛岡大付1死一塁、林が一塁線を破る適時二塁打を放ち3−1と突き放す。捕手笠原(庄子徳通撮影)

 盛岡大付は、監督も選手も勝負のあやをよく知っている。
 本塁打で1点差に迫られて迎えた七回。1死一塁で打席には林。リードオフマンは「盗塁かエンドランか、仕掛けてくるはず」と関口監督のサインを先読みして打席へ向かった。
 2球目、やはりエンドランのサイン。直球を思い切り振り抜いて一塁線を破り、この日チーム初の長打に。一走三浦奨が長駆本塁を陥れ、松商学園を突き放した。
 1点差となり、チーム内に少し焦りが出ていたのを林は感じていたという。「本塁打を浴びた直後の攻撃ですぐに点を取れたのが良かった」と満足そうに振り返った。
 この回を勝負どころと見ていたのは関口監督も同じ。1死後の先発三浦瑞の打席には迷わず菜花を代打に送った。菜花が内野安打でしぶとく出塁すると、俊足の三浦奨を代走に出した。「主導権を渡しそうで渡さなかったのが勝因」と話す関口監督の采配が見事にはまった。
 3番植田を中心とした破壊力に注目が集まりがちだが、四回の2点目は松商学園のお株を奪うような機動力でもぎ取った。今春の選抜8強に続き、夏も台風の目になりそうだ。(今愛理香)


2017年08月17日木曜日


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