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被災地の課題に挑む 大学生9人インターン

取れたてのホタテを味わいながら、漁師(右)に養殖の方法を聞く学生ら

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の企業で大学生が就業体験する復興庁の「復興・創生インターンシップ」が17日、宮城県南三陸町で始まった。9人が約1カ月間、ホテルや水産加工会社で研修を受け、経営課題の解決に取り組む。
 初日は全員で町内を視察し、歌津のホヤの養殖場では漁師に復興状況を聞き取った。生ごみをメタン菌で分解するバイオガス施設や液肥を使った農地も回り、循環型社会の実現に向けた町ぐるみの試みを学んだ。
 学生は、18日から6カ所に分かれて地元の食材を使った新メニューの創作や観光ツアーの開発を目指す。9月12日に事業発表会を開き、成果をまとめる。
 歌津のカフェを担当する徳島大1年伊藤夏実さん(19)は「生産者が食材に込めた思いを動画にして消費者に届け、消費者の味の感想を生産者に伝えるなど、双方のコミュニケーションが活発になる仕掛けをつくりたい」と意気込む。
 インターンシップは、93人が3県の48社で研修を受ける。復興庁は被災地の人手不足を解消しようと2013年度〜16年度、学生541人を3県に派遣してきた。本年度は来年の研修と合わせて200人を受け入れる予定。


2017年08月18日金曜日


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