宮城のニュース

<オクトパス君>縁起物、ご利益と相乗効果 仙台・蛸薬師で人気

お守りやお札とともに社務所で売られている文鎮「ゆめ多幸鎮」=仙台市太白区長町4丁目

 いぼ取りの御利益で知られる仙台市太白区長町の「淵上蛸(たこ)薬師瑠璃光如来(蛸薬師)」で、宮城県南三陸町のキャラクター「オクトパス君」の文鎮が知る人ぞ知る人気商品となっている。置くとパス(合格)するという合格祈願の縁起物に、蛸薬師の御利益も期待できるのが魅力。売り上げは東日本大震災の被災地支援にも充てられており、人や地域の縁を結んで「多幸」をもたらしている。

 文鎮「ゆめ多幸鎮(たこちん)」は南三陸町特産のタコをモチーフにしたキャラクターグッズ。震災後は復興キャラクターとして注目を集め、約9万個が売れるヒット商品となった。
 蛸薬師での販売は男性総代が2009年に町を訪問し、薬師の名前に由来するタコの縁起物に興味を持ったのがきっかけ。11年11月、被災地支援の思いを込めて売り始めると、初詣や受験シーズンの1月をピークに約300個を売り上げた。JR仙台駅ビル内の土産物店に並ぶ数という。
 蛸薬師の祭典委員長、植野広平さん(70)=太白区=は「縁起物のオクトパス君に薬師様の御利益が加わり、ありがたみが増していることが人気の要因」と語る。インターネットで知り、県外から訪れる人もいる。
 文鎮を製造する南三陸復興ダコの会(南三陸町)は売り上げの一部を町や被災した東北3県に寄付しており、蛸薬師での売り上げは復興支援にも貢献している。「いくらかでも助けになれば」と植野さん。御利益だけにとどまらない効果を願う。
 ゆめ多幸鎮は税込み1500円で、蛸薬師境内にある社務所で購入できる。営業時間はおおむね午前8時〜午後5時。連絡先は社務所022(746)1768。


関連ページ: 宮城 社会

2017年08月18日金曜日


先頭に戻る