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<甲子園>仙台育英、好守に次ぐ好守で反撃阻止

仙台育英−日本文理 仙台育英は6回表2死二塁で中堅手佐川(上)、7回表2死一塁で右翼手杉山(下)がそれぞれ飛球を好捕する

 「ヒット4本は損した」。この夏で退任する日本文理の老将大井監督が試合後にため息をついた。仙台育英は好守に次ぐ好守で二回の1点を守り切った。
 七回1死一塁で稲垣の当たりは右方向へのボテボテのゴロ。これを二塁手斎藤が猛然と突っ込んで捕球すると、体を素早く反転させながら二塁の遊撃手西巻に送球。得点圏への進塁を許さなかった。
 「自由な遊び心がないといい守備はできない」と斎藤は言う。普段からテレビの好プレー集で見たプロの技を、練習の合間にまねて体得しようとしている。
 「西巻とは目を合わせるだけで伝わる」(斎藤)。秀光中教校時代からの二遊間コンビに言葉は要らないようだ。この回は無死一塁からの送りバントを阻む三塁手鈴木の好処理もあり、粘りを身上とする日本文理の反撃意欲をそいだ。
 外野も好守が続いた。六回は2死二塁で佐川が中前の当たりをダイビングキャッチ。七回2死一塁では右前への飛球に杉山が思い切り良くダッシュし、好捕した。右翼から左翼へ甲子園特有の浜風が強く吹いていたが、佐川を中心に風の流れを読み、常に守備位置を調整。堅守で力投の長谷川を援護した。
 初戦は15得点、2回戦は守り勝ち。仙台育英野球の懐の深さを存分に示し、春の覇者大阪桐蔭に挑む。(今愛理香)


2017年08月18日金曜日


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