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<羽生結弦>成熟した新たな演技に オーサー・コーチに展望聞く

練習中にオーサー・コーチ(右)と談笑する羽生

 羽生を指導するブライアン・オーサー・コーチに平昌五輪へ向けた展望を聞いた。

 −ショートプログラム(ショパン「バラード第1番」)、フリー共に2季前の再演となる。

 「どちらも傑作で、五輪で演じるにふさわしいプログラムだ。正しい選択をしたと思う。同じ曲だがジャンプも振り付けも変わる。ファンにもジャッジにも新しい演技として見られるだろうし、愛してもらえるプログラムになる」
 「技術的にも精神的にも2季前より大きく成長している。だから同じ曲とはいってももう一段階上のレベルで、成熟した演技を見せることができるだろう。私自身も大好きなプログラムなので、再演にすごくわくわくしている」

 −現在の羽生のコンディションは。

 「トロントに戻ってきたのが6週間ほど前。集中した練習を積んできたので状態はすごくいい。来週に五輪があるとしても、間に合うと言っていいくらいだ」

 −ソチ五輪前と今を比べると何が違うか。

 「4年前は羽生がまだ十代で、私も指導を始めたばかりだったのでお互いを知ることが必要だった。今はより深いコミュニケーションを取ることができる。練習後は毎回時間を取って、さまざまなことを話し合っている。実にいい関係を築けている」

 −コーチとして五輪2連覇への重圧を感じるか。

 「(ほほ笑みながら)もちろん感じる。自分の選手に望むのはベストを尽くしてほしいということ。それができるようにトレーニングを積んでいく」

<ブライアン・オーサー>1984年サラエボ、88年カルガリーの両五輪で男子銀メダル。87年世界選手権優勝。引退後に振付師やコーチとして活動し、2010年バンクーバー五輪で金妍児(キム・ヨナ、韓国)を女子金メダルに、15、16年世界選手権はハビエル・フェルナンデス(スペイン)を男子連覇に導いた。12年から羽生を指導する。カナダ出身。55歳。
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 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22)=ANA、宮城・東北高出=が、2月の平昌冬季五輪に向け、カナダ・トロントで順調に調整を続けている。ブライアン・オーサーら一流のコーチ陣や世界レベルの選手に囲まれ、充実した日々を送る。最高の練習環境は、2014年ソチ五輪金メダリストの向上心を絶えず刺激する。ジャンプも表現力も、成長は止まらない。9月下旬のオータム・クラシック(カナダ・モントリオール)から始まる勝負のシーズンまで1カ月あまり。五輪連覇へ視界は開けている。(佐藤夏樹)


2017年08月18日金曜日


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