広域のニュース

<低温長雨>8月商戦、観光施設に明暗 エアコン→売り上げ減 屋内レジャーは盛況

雨が降りそうな曇り空の中、閑散とした藤崎屋上のビアガーデン

 東北地方の太平洋側を中心とした8月以降の記録的な長雨と低温が、夏物商戦やレジャーに影響を及ぼしている。エアコンの売り上げやビアガーデンが低調な一方、天候に左右されない屋内の商業・観光施設は前年を上回る盛況ぶり。冷たいヤマセの夏が明暗をくっきりともたらしている。
 東北各県で家電量販店を展開するデンコードー(名取市)は8月に入り、エアコンの売り上げが前年同月比で7割ほど落ち込んでいる。
 7月は盛岡、仙台、福島3市の平均最高気温が28〜31度に達する猛暑で売り上げが7割増だった。担当者は「2カ月でプラス、マイナスが相殺された形」と苦笑いする。長雨による多湿で、除湿機や乾燥機の売れ行きは好調という。
 百貨店などのビアガーデンは大苦戦する。藤崎(仙台市青葉区)の屋上ビアガーデンはお盆期間を含む11〜16日、雨で休業した。事前予約は1日300人ほど入っており、当日キャンセルが相次いだ。8月の売り上げは前年の半分程度。営業は9月18日まで続き、担当者は「もう一度、暑い日が戻ってほしい」と願う。
 一方、藤崎の館内はにぎわいを見せる。8月の入店数は前年を超える勢いで、6〜15日の鉄道関係の催事には、多くの親子連れが足を運んだ。
 JR仙台駅前の仙台パルコの入店客数も前年を上回っている。主力の衣料品は20日まで夏物セールを展開中。秋物と合わせ、売れ行きはまずまずという。
 屋内型の観光施設も好調だ。ともに新アトラクションを導入したスパリゾートハワイアンズ(いわき市)と、仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール(宮城野区)は連日、例年以上のにぎわいという。
 両施設の担当者は「新施設に加え、雨のおかげ」と口をそろえた。


関連ページ: 広域 社会

2017年08月20日日曜日


先頭に戻る