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<甲子園>盛岡大付 連発含む4安打5打点、植田大暴れ

済美―盛岡大付 9回表盛岡大付無死、左中間に同点本塁打を放ち、ガッツポーズで一塁を回る植田(左)

 負け試合をひっくり返す破壊力は痛快だった。盛岡大付は3本塁打を含む19安打12得点で打ち勝ち、春夏連続で準々決勝に駒を進めた。2打席連続の本塁打を含む4安打5打点と大暴れの植田は「本塁打で流れをつかめたのが良かった。完璧です」とほおが緩みっぱなしだった。
 試合前に関口監督が「7、8点勝負」と平然と言ってしまうだけあって、よほど打撃に自信があるのだろう。九回に起死回生の同点弾を放った植田は「きょうは打てる気がした」とさらりと言ってのけた。打ち合いが予想されながら、安打は済美の3倍以上。攻撃は圧倒したと言っていい。
 七回の勝ち越し機でスクイズ失敗、六回から登板した三浦瑞に代走を送ってまで勝負を懸けた八回の同点機で無得点。敗退のシナリオは出来上がりつつあった展開だ。関口監督は「作戦がうまくいかず、つまずいた。選手に迷惑を掛けっ放し」とベンチで肩身の狭い思いをした。
 それでも十回、八回に代走で出た三浦奨が足を生かした内野安打で口火を切った。投手交代、代打、代走、いずれも相手より先手を打って強引に流れを引き寄せた。「その瞬間でいいものをどんどん出そう」。積極性が身上の青年監督の目は確かだった。(剣持雄治)


2017年08月20日日曜日


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