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<甲子園>仙台育英・長谷川 強力打線に真っ向から挑む

広陵−仙台育英 強力打線に真っ向勝負を挑んだ仙台育英の主戦長谷川

 チームを引っ張ってきた主戦長谷川は、三回2死からマウンドに登った。
 そこまで5失点。「ごめん、後は頼むよ」。先発佐川からそう声を掛けられた。「エースとして流れを呼び寄せなければ」。気持ちは入っていた。でも、体がついていかなかった。
 毎回走者を背負っての投球が続く。七回に3安打を浴びて1点を献上すると、九回は制球も乱れて一挙3点を奪われる。「正直後半はきつかった」。肩で息をする姿が痛々しかった。
 それでも強力打線に真っ向から挑んだ。今大会4本塁打の中村は無安打に抑えた。制球に苦しみ、力任せに投げていた春とは格段の成長を大舞台で見せた。
 試合終了後、アルプススタンドにあいさつすると、思わず涙がこぼれた。主将の西巻に肩を抱かれながらベンチに戻った。
 2回戦の日本文理戦は息詰まる投手戦を演じた。3回戦は大阪桐蔭相手に快投を見せ、奇跡のような逆転サヨナラ勝ちを引き寄せた。
 「甲子園は本当に楽しかった」。涙の後にいつもの無邪気な笑顔が戻った。表情には充実感があふれていた。(今愛理香)


2017年08月21日月曜日


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