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<壇蜜さん動画>「役割果たした」削除を正式発表 批判の声にも配慮

協議会が制作した壇蜜さん出演の観光PR動画。「性的な表現が不快」との批判が相次いでいた

 タレントの壇蜜さん(秋田県横手市出身)が出演する仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会のPR動画について、協議会会長の村井嘉浩宮城県知事は21日の定例記者会見で、投稿サイトから削除する方針を正式に発表した。村井知事は「集客に成功し、一定の役割を果たした」と強調。「批判の声もあり、配慮が必要と考えたのも事実だ」と述べた。

 動画を削除する理由について、村井知事は「アクセス数はここ数日伸びていない状態。お客さんを呼び込む役割は果たし、これ以上の効果は見込めないと判断した」と説明。26日に壇蜜さんを招いて仙台市内で開くイベントを区切りとし、動画の配信を停止する方針を明らかにした。
 2分37秒の動画は壇蜜さんが伊達家家臣の子孫「お蜜」に扮(ふん)し、「伊達な旅」夏キャンペーン(7〜9月)のテーマ「涼(りょう)・宮城(ぐうじょう)の夏」をPRする内容。7月5日に投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。
 壇蜜さんが牛タンやずんだ餅を妖艶な言い回しで紹介するシーンなどが反響を呼び、動画再生回数は340万回を突破した。一方、県には480件の意見が寄せられ、うち8割は批判的な内容だった。
 「性的な表現が不快」などとして県議会の野党会派や女性団体からは配信停止の要請が相次いだ。キャンペーン途中での動画削除について、村井知事は当初からの想定ではなかったことを明かし「壇蜜さんのファイナルイベントまでは残すべきだろうと意思決定した」と話した。
 協議会は秋(10〜11月)と冬(12月〜来年3月)にもそれぞれキャンペーンを実施する。冬には動画を再度作る方針で、村井知事は「宮城の温泉地をPRする。妖艶な内容ではない」と述べるにとどめた。
 21日にあった県議会の経済商工観光常任委員会では、女性県議から「批判に対する反省をすべきではないか」との意見が出た。


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2017年08月22日火曜日


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