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野口英世を支えた教育者・小林栄の功績知って 手紙や肖像画75点公開

小林栄の貴重な資料が並ぶ企画展

 福島県猪苗代町出身の細菌学者野口英世の恩師で知られる教育者小林栄(1860〜1940年)の資料を集めた企画展が、同町図書歴史情報館で開かれている。小林の生涯や功績を知ってもらおうと、地元有志らが3月につくった小林栄顕彰会が企画した。
 小林は猪苗代の会津藩士の家に生まれた。福島師範学校(現福島大)を首席で卒業した後、猪苗代で教員となり野口の学費や左手の手術代を支援。1916年に高等教育機関「猪苗代日新館」を設立し、地域の教育に尽力した。
 企画展では資料75点を展示。野口が小林に、小林が野口にそれぞれ最後に送った手紙や、小林のデスマスク、洋画家和田三造が描いた小林の肖像画など貴重な品々が並ぶ。
 座右の銘「誠実勤勉」を記した小林の書からはその人柄や生きざまが伝わってくる。仙台市出身の詩人土井晩翠が小林に送った手紙など初公開の資料もある。
 顕彰会専務理事の小桧山六郎さん(71)は「小林が戊辰戦争で荒廃した故郷の復興のため地元に戻り、教育に力を注いだことを知ってほしい」と話す。小林の生涯をイラスト化した小冊子を作製し、近く町内の小学生に配る。
 企画展は27日まで。入場無料。


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2017年08月23日水曜日


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