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東北の地銀 振込手数料値上げ相次ぐ 低金利続き収益確保狙う

 東北の地方銀行、第二地銀で振込手数料の引き上げが相次いでいる。七十七銀行は9月1日、山形銀行は10月2日に手数料の一部を改定。昨年10月以降、東邦、福島、大東(郡山市)の3行も見直した。各行は「サービスの維持と向上のため」と説明するが、日銀のマイナス金利政策が続く中で、収益を確保する狙いもありそうだ。
 七十七銀は、窓口や現金自動預払機(ATM)で振り込む場合、一部を除いて108円引き上げる。
 同行のカードを使ってATMから同一支店に振り込む場合は無料のままだが、別の支店ならば振込額が3万円以上の場合、手数料は216円から324円に値上げする。他行ならば現行の324円(振込額3万円以上は540円)が432円(同648円)になる。
 山形銀の振込手数料の値上げ幅は108〜324円。ATMのカード振り込みの時間外手数料も新たに設定し、同行のカードで平日の午前8〜9時と午後6〜9時、土日祝日に振り込む場合、108円かかる。平日午前9時〜午後6時は従来通り無料。
 東邦銀は昨年10月、大東銀は同11月、福島銀は今年1月に振込手数料を一部改定。108〜216円引き上げたり、新たに有料化したりした。
 七十七銀は「ATMの営業時間拡大などのサービス拡充や維持費用を踏まえ、負担額を見直した。利用が多い振り込みの手数料は据え置いた」と説明する。
 一方、ある地銀関係者は「金利の低下で収益が伸びないことも引き上げの背景にある」と打ち明ける。
 大手の三井住友銀行やゆうちょ銀行も昨年10月、一部の振込手数料を引き上げた。預金額や振込回数など従来は無料とした条件を減らし、有料化を拡大。東北の地銀、第二地銀と同様に「サービスの維持」を理由としている。


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2017年08月23日水曜日


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