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<ロボットスーツ>岩沼の病院が導入、難病患者のリハビリ治療に活用

HALを装着し、歩行してみる男性

 総合南東北病院(宮城県岩沼市)がロボットスーツ「HAL医療用」を導入し、筋肉が衰える難病患者の歩行機能を改善するリハビリ治療を始めた。HALは昨年度から公的医療保険の対象になっており、県内での導入は仙台西多賀病院(仙台市太白区)に続き2カ所目。
 HALは太ももなどの皮膚に電極を貼って下半身に装着。体を動かす際に発生する筋肉の微弱な電気信号を読み取り、モーターで装着者の脚の動きをサポートする。シャルコー・マリー・トゥース病や球脊髄性筋萎縮症など8疾患に公的医療保険が適用される。
 南東北病院は7月にHALを導入。8月22日現在、対象疾患の患者はいないが、神経の病気で治療中の男性(46)が試しに使ってみたところ、40分ほどで約600メートル歩くことができた。男性は普段、主に車いすで移動しており、歩く場合はつえを頼りに約60メートルがやっとだという。
 男性は「いつもは右ひざが曲がらないが、脚の力を抜くと機械がサポートして曲げてくれる。歩き方を体で覚えることができる」と評価した。
 加藤昌昭神経内科長は「対象疾患の患者の歩く能力を少しでも向上させ、長期にわたり維持できるようにと導入を決めた。仙南では当病院だけなので受診してほしい」と呼び掛ける。
 リハビリ治療は歩行機能が残っている患者が対象。3週間入院し、週3回、約1時間ずつ装着して歩行や起立を練習する計画だという。受診前に連絡が必要。連絡先は同病院0223(23)3151。


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2017年08月24日木曜日


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