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台湾人旅行者を宮城県南へ導け 食のタクシーツアー策定へ

台湾人旅行者を取り込もうと開かれた2市2町の観光関係者による初会合

 仙台空港から入国した外国人旅行者(インバウンド)の半数を占める台湾人を呼び込もうと、空港が立地する宮城県名取、岩沼に亘理、山元を加えた2市2町が、食を前面に打ち出したタクシーツアーの策定に乗り出した。地方観光のネックとされる空港やターミナル駅からの2次交通の弱さを克服し、台湾人が観光に求める日本食の魅力を発信する。
 観光プラン策定のための初会合が18日、名取市役所であり、2市2町の職員と観光関連事業者計約20人が出席した。業務委託を受けたインバウンド誘致会社「侍」(丸森町)などが、五つ以上のタクシーツアー案と、食事に関連する10以上の体験プログラムの作成を目標に掲げた。
 ターゲットは仙台空港を利用する台湾人旅行者。国内滞在最終日や、出国前といった数時間の空き時間に、空港周辺をタクシーで回ってもらう想定だ。
 11月までに具体的なツアーとプログラムを作り、PR用動画などを制作。台湾の旅行事業者らをモニターツアーに招いてアンケートを実施し、意向を反映させて次年度の計画を練るという。
 法務省の出入国管理統計によると、昨年、仙台空港から入国した台湾人は2万2814人で全体の46%。観光庁の消費動向調査で、台湾人が訪日時に最も期待するのは「日本食」だった。
 名取市の大久保啓二商工観光課長は「台湾人の受け入れ態勢を整えるため、本年度から2年間で基盤を整備し、2市2町の交流人口拡大と地域経済の活性化を促したい」と話す。


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2017年08月26日土曜日


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