宮城のニュース

<松島基地>27日に7年ぶり航空祭 ファン駆け付け「基地の街」にぎわう

航空ファンらが集う「RUNWAY15END」=東松島市矢本一本杉
洋菓子店「ジュリアン」が販売したブルーインパルス柄のクッキー

 東日本大震災で被災した航空自衛隊松島基地(東松島市)で27日、「航空祭」が開かれる。開催は7年ぶりで震災後初。一大イベントの復活を前に、基地ゆかりの店や菓子が地元に続々登場するなどして「基地の街」がにぎわっている。
 基地の近くに21日、基地所属の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」関連グッズなどを扱う店「RUNWAY15END(ランウェイ・ワンファイブ・エンド)」がオープンした。
 木造平屋の店内にはブルーインパルスとして運用されるT4機の小型模型や飛行写真が並ぶ。全国のファンが早速駆け付け、買い物を楽しんだり親睦を深めたりしている。
 店長の木下達矢さん(57)は「ブルーインパルスは貴重な観光資源。航空祭がリピーター増加やまちおこしにつながればありがたい」と期待する。
 東松島市矢本北浦の洋菓子店「ジュリアン」は今月、ブルーインパルスを着色料でプリントしたクッキーを発売した。土産として好評で、航空祭でも販売する予定だ。オーナーシェフの鈴木浩司さん(56)は「航空祭は地元にとって大事なイベント。食を通じて少しでも貢献したい」と話す。
 基地そばで約80年の歴史を持つ菓子製造販売業「大勇堂」は、震災の津波で浸水したが、現地で再起した。経営者の大村清一さん(65)は「航空祭復活は地域に活気をもたらす」と自らの体験と重ね合わせる。
 伊達市の50代男性と同市の40代女性は震災後、ブルーインパルスの訓練を見学するようになった。休日に基地まで足を延ばし、大勇堂の常連客にもなった。2人は「航空祭に参加できるのは感慨深い」と語る。
 基地は1955年開設。2010年の航空祭には全国の航空ファンら約7万人が訪れた。昨年8月には約1万人を招き「復興感謝イベント」を実施した。

[メモ]航空祭は午前8時半〜午後4時(入場は午後2時まで)。ブルーインパルスの飛行は午前9時35分〜10時15分、午後1時45分〜3時の予定。市などは来場者を約7万人と見込む。基地外の臨時駐車場の利用は公募制で、既に締め切った。JR東日本仙台支社は仙石線で臨時列車8便を運行する。仙石東北ラインは一部で車両を増やす。


関連ページ: 宮城 社会

2017年08月26日土曜日


先頭に戻る