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「裏(リ)ボーンアート」牡鹿再生へ住民がSNSで発信

牡鹿半島の魅力を発信する「裏ボーンアートフェスティバル」のフェイスブックページ

 アートと音楽、食の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2017」が開かれている宮城県石巻市の牡鹿半島で、地元住民らが展開する「裏(り)ボーンアートフェスティバル」が話題を呼んでいる。牡鹿に息づく豊かな自然や、東日本大震災で多くを失いながらも再生に向かって力強く歩み続ける人々の営みを、SNSで発信している。
 「裏ボーンアート」は、牡鹿半島の「割烹(かっぽう)民宿めぐろ」若旦那の目黒繁明さん(43)と、従業員でアーティストの太田和美さん(29)が、昨年石巻市で開かれたRAFのプレイベントを契機に始めた。
 牡鹿半島特産のホヤと女性の乳房をオマージュした太田さんの作品「HOYAPAI(ホヤパイ)」が市内の至る場所に出没した様子を映像や写真に収め、SNSに投稿。海を染める夕焼けや金華山に重なるように昇る朝日など、折々の景色も掲載している。
 牡鹿出身の目黒さんは「RAFを目的に来た人たちも牡鹿の美しい風景に触れ、地元の人と話をして『良い所だった、また来よう』と思ってほしい」と語る。
 RAFは7月22日の開幕以来、著名なアーティストの作品を見ようと観光客が訪れる一方、地元住民への浸透はいまひとつ。目黒さんは「双方が楽しめるイベントにするには交流が大切。地元目線の裏ボーンアートが一つのきっかけになれば」と期待を込める。
 地域に根を張る2人は「牡鹿半島への来訪者と地元の人との懸け橋になればいい」として、裏ボーンアートで牡鹿の再生を目指す。


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2017年08月26日土曜日


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