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<鳴子温泉>市掘削の源泉埋め戻しへ 高濃度の硫化水素検出で費用倍以上に

 宮城県大崎市は、鳴子温泉に新たに掘削した源泉について埋め戻すことを決めた。硫化水素濃度が高く、周辺の安全を確保するための措置。埋め戻しを含めた総投資額は1億4000万円程度になると見込まれる。
 25日の市議会産業常任委員会で報告した。埋め戻すのは、下地獄15号泉源泉。湧出量が低下している下地獄の源泉量を確保するために昨年5月に掘削を開始し、地下250メートルまでに達した。今年5月に配湯できる状態になったが、ボーリングした坑口周辺で致死量を超える1万2000ppmの硫化水素濃度が検出された。濃度を下げることも検討されたが、研究機関の意見などから埋め戻しを決めた。
 掘削などにこれまで約6300万円かかっており、埋め戻しにも同程度以上の費用がかかる見通し。市は、降雪前に作業を終える考えで、9月定例会に関連予算を含む本年度一般会計補正予算案を提出する。市産業経済部は「埋め戻しはもったいないという意見もあったが、安全確保を第一に考えた」と話した。


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2017年08月26日土曜日


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