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<楽天>飛べぬイヌワシ…梨田監督、初めて無言でクラブハウスへ

十回、日本ハム・レアードに勝ち越しの二塁打を浴び与田コーチ(右から2人目)から励まされる東北楽天5番手の久保(右から3人目(坂本秀明撮影)

 143分の1。それ以上に、東北楽天にとってあまりに重い一敗だった。「みんなが必死に戦って追い付いて、絶対に勝たないといけない試合だった。残り試合数を考えても、ものすごく大きな一敗」。延長十回に決勝点を失った5番手久保の言葉が全てだろう。
 十回頭から登板し、2死を簡単に奪った後に崩れた。大谷、中田に連続四球を与え、レアードに外角への直球を右中間深くまで運ばれた。エンタイトル二塁打となって二走の大谷が生還。さらに大田にも四球を与えて降板し、決定的な2失点目も招いた。「一発を警戒して、慎重になり過ぎた」
 試合は二回に失策絡みで失点し、追う展開から始まった。それでも打線は三回に2得点で一時逆転、再び1点差とされた七回にも同点にする粘りを見せて延長戦に持ち込んだ。
 だが、七回には追い付いた後の2死満塁から4番ウィーラーが凡退で畳み掛けられず、2点差となった最後の十回も2死満塁まで攻め立てながら代打松井稼が空振り三振。池山チーフコーチは「こういう接戦で踏ん張って、勢いにつなげたかったけれど…」と悔しさをかみ殺した。
 本拠地に戻って風向きを変えるはずの初戦を落とし、3位西武との差は1.5に。梨田監督は昨季の就任以降一度も欠かさなかった試合後の記者会見を行わず、無言でクラブハウスへと引き揚げた。(浦響子)


2017年08月26日土曜日


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