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福島復興の現状発信 県内大学生がツアー案内

福島県富岡町を訪ね、町職員(右端)から商業施設の説明を受ける学生たち

 福島県内の学生が東京電力福島第1原発事故の被災地などを案内するスタディーツアーがあり、首都圏や関西の学生約30人が一時避難区域となった富岡町などを訪ね、現状を確かめた。
 東日本大震災の風化防止や原発事故の風評払拭(ふっしょく)を目指す県事業の一環で、郡山女子大など県内6大学の学生約70人が企画。浜通り、中通り、会津の各地方を訪ねる2泊3日の5コースを用意した。
 いわき明星大のグループは津波に遭ったいわき市の薄磯海岸などを回るコースを設定した。一部を除き避難指示が今春解除された富岡町では暮らし再生に不可欠な商業施設を案内。町職員との意見交換もあり「雇用の場づくりが最優先課題」などと説明を受けた。
 立命館大1年の北野優香さん(18)は「沿岸部は被災家屋が残り、住民が少ない印象。人をどう呼び戻すか難しい問題と実感した」と話した。案内したいわき明星大2年の薗部優さん(20)は「被災地の課題とともに、日常が戻りつつある現実を多くの人に見てほしい」と語った。
 ツアーは22〜24日に開かれた。


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2017年08月26日土曜日


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