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<秋田岩手大雨>各地で浸水や避難 昨年の台風10号で被害の「楽ん楽ん」と同法人の施設も

浸水した工場を心配そうに眺める従業員=2017年8月25日、秋田県大仙市

 岩手県総合防災室によると、岩手、葛巻、紫波の3町で計5棟が床下浸水、岩泉町小川地区の322世帯が断水した。土砂流入などで県道7カ所が通行止め、岩泉町釜津田の国道455号が片側通行となった。
 河川氾濫の恐れがあるとして、盛岡、花巻両市は一時、計4578世帯1万2862人に避難勧告を発令。滝沢市と雫石町の全域、盛岡市と西和賀、岩泉、一戸の3町の一部の計3万622世帯7万6378人には避難準備・高齢者等避難開始を出した。
 岩泉町が開設した避難所の岩泉町民会館には、1年前の台風10号豪雨で入所者9人が犠牲になった高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」と同じ医療法人社団「緑川会」が運営する介護老人保健施設「ふれんどりー岩泉」の入所者と職員計32人が避難した。
 盛岡市で25日に実施する予定だった県総合防災訓練は、大雨洪水災害に備え中止された。
 秋田県内では25日朝、大仙市の協和峰吉川、神宮寺、寺館の3カ所で雄物川が氾濫。川の水位上昇や裏山の崩落で、大仙市が大曲福見町の369世帯833人に、仙北市は西木町桧木内の2世帯7人に避難指示を発令した。避難勧告は秋田、大仙など5市2町で最大1万8593世帯4万5461人に上った。
 県の午後4時現在のまとめによると、五城目町で1棟が床上浸水、北秋田市などで12棟が床下浸水した。雄物川が氾濫した大仙市などは含まれておらず、軒数は増える見通し。
 JR東日本秋田支社によると、秋田新幹線は午前中、盛岡−秋田間の全線で運転を見合わせた。在来線も運休や遅れが相次いだ。


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2017年08月26日土曜日


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