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古里に新しい風 石巻・雄勝に小・中併設新校舎が完成

特産の雄勝石で制作した壁画を披露する児童ら

 東日本大震災で被災した石巻市雄勝町大浜地区に、小・中併設型の雄勝小(児童20人)と雄勝中(生徒21人)の新校舎が完成し、26日に落成式があった。子どもたちや住民が、木の香りあふれる学びやの完成を祝った。
 多目的ホールであった式典に関係者ら約200人が出席。同小6年渡辺遥人君(11)は「新しい机で勉強できる。気合が入る」と語り、同中3年大槻龍央(れお)さん(14)は「歴史を刻み、新しい風を吹かせていく」と飛躍を誓った。
 亀山紘市長は「新校舎が復興の象徴となることを願う」と期待。雄勝の海や山、灯台を地元特産の石で色彩豊かに描いた壁画の披露、旧雄勝中から続く「復興輪太鼓」の演奏もあった。
 新校舎は雄勝湾を望む高台に立ち、木造2階の普通教室棟、鉄筋コンクリート一部鉄骨造り3階の管理・特別教室棟、体育館などから成る。延べ床面積は計約5100平方メートル。
 外壁の一部には雄勝石のスレートをあしらった。正面玄関近くのラウンジや和室は住民の利用も見込む。小5と中1の孫が学ぶ鈴木洋七さん(75)は「新校舎で、素直に元気よく育ってほしい」と子どもたちの門出を祝った。
 新たな雄勝小と雄勝中は震災や少子化などの影響で4月、旧雄勝小と旧大須小、旧雄勝中と旧大須中がそれぞれ統合。子どもたちは1学期は旧大須小校舎を利用した。2学期が始まった24日から新校舎に通っている。


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2017年08月27日日曜日


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