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<汚染廃すき込み実験>牧草への移行わずか、飼料に利用可能

 東京電力福島第1原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物の牧草のすき込みによる減容化実験をしている宮城県大崎市は、実験地で刈り取った牧草の放射性セシウム濃度の調査結果をまとめた。牧草への移行はわずかで、牛の飼料として利用できるレベルだった。
 同市鳴子地区の一時保管場所脇の市有地(1500平方メートル)で5月、平均1キログラム当たり140ベクレルの汚染牧草約3トンをすき込み、牧草の種をまいた。8月2日に刈り取った牧草5検体を調べた結果、最高濃度は38ベクレルで、いずれも国が許容した肉牛(100ベクレル)、乳牛(50ベクレル)の餌として使える値だった。市は10月に行う2回目の刈り取り調査を経て、飼料に回す方針。
 市は国の基準以下の汚染廃棄物については焼却処理を基本とし、すき込みによる減容化は補完的措置と位置付けるが、焼却量を減らすため、すき込みを増やす方針を示している。


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2017年08月27日日曜日


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