山形のニュース

<山形大アカハラ自殺>アドバイザー機能せず 両親、学生自殺前に相談

 山形大工学部(米沢市)の男子学生が2015年11月、指導教員の助教によるアカデミックハラスメント(アカハラ)を苦に自殺した問題で、学生の自殺前に両親が相談した教員3人のうち、最初の1人は大学側が学生の相談相手として指定した「アドバイザー教員」だったことが26日、大学が設置した第三者調査委の報告書で分かった。
 アドバイザー教員は学業や就職、人間関係の悩みなど、大学生活全般の相談相手となる教員を学生それぞれに指定する制度。専門的な対応が必要な場合、担当者に取り次ぐことになっており、調査委は報告書で「制度が全く機能していなかった」と指摘した。
 報告書によると、学生の父親は15年5月、学生が助教からたびたび人格を否定するような発言を浴びせられ、悩んでいることをメールでアドバイザー教員に相談。教員は「様子を見ましょう」という趣旨の返答をし、学部内のハラスメント担当者らに伝えなかった。
 両親は工学部後援会と保護者会の場で、別の教員2人に相談したものの、いずれも学部の担当者らに伝わらなかったことも報告書から明らかになっている。
 山形大によると、アドバイザー教員制度は04年ごろにスタート。アドバイザー教員には、受け持ちの学生に成績表を手渡す役割もあり、相談がない場合でも年2回は学生と接触する機会が設けられている。


関連ページ: 山形 社会

2017年08月27日日曜日


先頭に戻る