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<里浜写景>真夏の日に輝くモザイク模様 被災地のメガソーラー

草木の緑と土の茶に囲まれ、青く整然と広がるメガソーラー。津波に見舞われた被災地で、電気エネルギーを生産する
復興へ輝くメガソーラー

 待ち望んだ真夏の日を浴びて、20万枚もの発電用パネルが輝き始めた。福島県相馬市磯部地区の「レナトス相馬ソーラーパーク」は、東日本大震災の被災地に建設されたメガソーラーの中でも最大規模だという。
 管理を担っているのは、地元の北斗電気設備工事。社長の菅野一徳さん(66)は隣の南相馬市出身。古里が震災に見舞われた時、遠く福岡県で通信関係の企業に勤めていた。
 被災を知って、「復興を後押ししたい」と太陽光発電に参入した。この秋には磯部地区でカフェも開く。「散り散りになった住民が集まる場所になるはず」と菅野さん。
 かつて海沿いに広がっていた水田地帯は、今や見渡す限りのメガソーラーに。一つ一つの発電パネルが無数に集まって、復興というモザイク模様を描く。
(文 南相馬支局・斎藤秀之 写真 写真部・安保 孝広)

<メモ>レナトス相馬ソーラーパークの敷地は約68ヘクタール。出力は5万2500キロワット。年間発電量は一般家庭約1万6600世帯の消費量に相当し、全量を東北電力に販売している。北斗電気設備工事のほか九電工、オリックスなどの出資で建設された。今後20年間の運転を計画している。


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2017年08月27日日曜日


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