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<和牛五輪>仙台での開催迫る 東北代表牛、上位へモウ進

宮城大会に進む地区代表を選ぶ審査が行われた共進会=2017年6月

 仙台市で開かれる全国和牛能力共進会(全共)宮城大会の開幕が9月7日に迫った。東北開催は1997年の岩手大会以来、20年ぶり。東北各県はそれぞれ手塩にかけて育成した種雄牛の血統を受け継ぐ代表牛をそろえ、上位入賞に挑む。

<茂洋軸に改良日本一目指す/宮城>
 2007年にデビューし、県産牛の市場評価を高めた基幹種雄牛「茂洋」を軸に据えて改良を重ねてきた。地元開催に向け、関係者が一丸となって積み上げた取り組みの成果を示し、地元開催で悲願の「日本一」獲得を目指す。
 出品牛29頭のうち、茂洋の子は5頭、茂洋を父に持つ基幹種雄牛「好平茂(よしひらしげ)」と「勝洋」の子が16頭を占める。県の担当者は「茂洋の血統が評価されれば、ブランド力が向上する。若い世代の育成にもつなげたい」と期待する。

<県産第1花国後継誕生期待/青森>
 枝肉を審査する肥育去勢牛(9区)の出品牛は、基幹種雄牛の「平安平(ひらやすひら)」と「光茂」の子。全国的にも評価が高かった県産の「第1花国(はなくに)」の後継誕生に期待を寄せる。前回12年の長崎大会の若雄後代検定牛群(8区)で獲得した優等賞7席以上の成績を狙う。

<二枚看板投入独自色を出す/岩手>
 基幹種雄牛「山根雲(やまねぐも)」と「花安勝(はなやすかつ)」の二枚看板で独自色を打ち出す。長崎大会の総合5位を上回る成績が目標だ。山根雲は20年前の岩手大会で現在の総合評価群(7区)に当たる出品区でトップを取った「第5夏藤(なつふじ)」の子。今回も同区での上位入賞を目指す。

<エース義平福再び優等賞を/秋田>
 基幹種雄牛「義平福(よしひらふく)」の子を7、9区に出品する。長崎大会の8区で義平福の子は優等賞2席を獲得、県内の畜産界に活気をもたらした。今回は県のエースとして優等賞の上位をうかがう。8区は長崎大会で若雄(1区)に参加した「松糸華(まついとはな)」の血を引く牛で挑む。

<取り組み強化初の1区挑戦/山形>
 初めて1区に挑戦する。出品牛の父は市場評価の高い「満開1」、祖父は県内の和牛生産をけん引してきた「平忠勝(ひらただかつ)」で、県内の生産基盤強化に向けた取り組みをアピールする。繁殖雌牛群(5区)には置賜地域の若手生産者らが4頭を出品する。

<川内村で生産高百合で挑む/福島>
 高校の部を含めた出品牛23頭のうち、11頭が「高百合(たかゆり)」の子だ。原発事故で一時全村避難となった川内村で生産され、13年に基幹種雄牛に登録された。全出品区での優等賞入賞が目標。原発事故と東日本大震災からの復興を発信する。


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2017年08月27日日曜日


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