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<大郷町長選>停滞打破へ 具体策急務

【解説】前町長田中学氏(71)が8年ぶりに町政トップに返り咲いた。少子高齢化や人口減少にあえぐ同町の有権者は、「アイデアマン」として知られた田中氏の行動力に町の再生と停滞打破を託したといえる。
 田中氏は今年6月、支持者から要請される形で出馬を決意した。2013年の前回町長選では出馬表明が告示6日前と出遅れ、398票差で破れた。今回は7月以降、後援会組織をフル回転し、組織を固めて選挙戦に臨んだ。
 敗れた現職赤間正幸氏(67)と町政トップの座を争ったのは1997年以降、今回で4度目になる。両陣営ともに「手の内を知り尽くしてる」と言うように、両氏を軸とした論戦が、ややもすると個人攻撃や批判合戦に陥りやすい傾向があったのは残念だ。
 選挙戦では、田中氏が町長時代に手掛けた町の観光施設「ファームガーデン・ワールド」事業を巡り、同氏が2011年7月、補助金適正化法違反の罪で有罪判決を受けたことへの批判も少なからずあった。
 批判の声を受け止めつつ、町再生をどう具体化していくか。停滞を憂う住民の期待に目に見える形で示していくことが急務だ。(泉支局・北條哲広)


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2017年08月28日月曜日


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