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<仙台満店>鶏だし香る絶品肉そば

喜蕎自慢の冷たい肉そば。夜は酒を飲んだ後の締めに注文する人も多いそう。鶏肉も冷たいつゆも、そのまま酒のつまみとしてもいけそうなしっかりした味だ
そばを打つ佐藤さん。使うそば粉は山形県産の「でわかおり」。11月の初めごろ、新そばに切り替わる
店内は明るく清潔感があり気軽に入りやすい雰囲気。小上がり席には小さい子ども連れで訪れる家族も多い

◎ひんやりグルメ/そば酒房 喜蕎(そばしゅぼう ききょう)(太白区)

 「ひんやりグルメ」の最終回は暑い日でもスルスルッと入る、冷たい肉そばで締めましょう。
 そもそもは山形県河北町のご当地そばですが、近頃は仙台でも提供するそば屋さんが増えてきました。中でも私のイチオシは「そば酒房喜蕎」の「冷たい肉そば」(880円)です。
 このそばの決まりはつゆを鶏だしで作ること。店主の佐藤真樹さん(44)も、鶏(親鳥)のもも肉を1時間ほどことこと煮て、だしを取っています。冷えると固まる鶏脂を取り除いておき、お客さまに出す直前に溶かした脂を垂らすことで、コクを出しているそうです。
 丁寧に作られたつゆはきれいに澄んでいて、見るからに美味。このつゆを前にすると、そばを口にするより先に、レンゲでひと口すすらずにはいられません。「うん、きょうもやっぱりおいしい」と確認してからいそいそとそばを手繰るのです。
 やや細めのそばにつゆと脂がよく絡んで、鶏だしならではの甘いコクがしっかりと感じられます。「食べやすいように」と薄切りされたたっぷりの鶏肉と、せん切りキュウリとのコンビネーションもまた絶妙。箸が止まらなくなってしまいます。
 店では1年を通して提供しているのもうれしい点。冬は温かいそばを食べる方も多いとか。でも、味わいながらゆっくり食べたい私は、冷たいつゆの中でそばが伸びにくいこともあり、年中冷たい肉そばです。(陽)

<メモ>仙台市太白区泉崎1の14の3フロラシオン長町南1階▽午前11時〜午後2時半。午後5〜9時半。水曜定休▽ひんやりメニューは他に「ネバトロの冷やかけそば」(980円)や「納豆せいろそば」(900円)も人気。地酒が約20種類そろい、夜はだし巻き卵やそば味噌(みそ)焼きなど一品料理も豊富▽22席▽022(743)1671。


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2017年08月28日月曜日


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