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「政宗生誕の地」標柱受難 米沢・舘山城跡 4月以降4度倒される

今年4度も倒され、再建された「生誕の地」の標柱を示す舘山城保存会のメンバー

 山形県米沢市の国史跡・舘山城跡の駐車場に市民グループ「舘山城保存会」が設置した「伊達政宗公 生誕の地」の標柱が、今年に入って4度も倒されている。仙台藩祖・伊達政宗の生誕の地は市中心部の米沢城が通説だが、舘山城説を唱える専門家もいる。倒されるたびに標柱を再建している保存会は「論争をあおる意図はなく、政宗生誕の地として米沢をアピールしたいだけ。何度も倒されるのは残念」と話している。
 標柱は高さ約3メートルの木製で、保存会が3年ほど前、私有地を整備した駐車場の一角に立てた。
 保存会によると、標柱が初めて倒されたのは今年4月ごろ。釣り人から、誤って車で接触し、倒してしまったとの連絡があった。その後も8月まで計3回倒されたが、特に連絡はなく、何者かが故意に倒した可能性もあるという。
 舘山城跡は昨春、国史跡に指定された。保存会は指定前から説明会の開催や案内板の設置などを通じて、政宗ゆかりの地として舘山城を内外にPRしてきた。
 標柱の設置もPR活動の一環。特に今年は政宗生誕450年の節目でもあるだけに、祝賀ムードに水を差すような出来事に関係者は戸惑っている。


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2017年08月28日月曜日


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