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<七十七銀女川支店>遺族「調査結果、慰霊碑説明を」

 東日本大震災の津波で死亡・行方不明になった七十七銀行女川支店(宮城県女川町)の行員らの家族は28日、犠牲者を出した原因の調査結果や慰霊のモニュメント設置などについて説明するよう、七十七銀に申し入れた。
 長男健太さん=当時(25)=を亡くした田村弘美さん(54)、姉の美智子さん=当時(54)=を失った丹野礼子さん(59)が本店(仙台市)を訪問。氏家照彦頭取宛ての書面を罹災(りさい)者支援室の担当者に託した。
 申し入れた項目は他に(1)現在の防災対策(2)再発防止処置(3)教訓伝承の方法−など。「家族は今もあの日の事実を受け入れられない。惨事を二度と繰り返さないための取り組みと考えを示してほしい」とし、9月30日に同支店の新店舗で回答するよう求めている。
 田村さんは「私たちの気持ちに寄り添う丁寧な説明を望んでいる。お互いに歩み寄りながら同じ方向へ進んでいきたい」と願う。
 新店舗は9月4日、JR女川駅近くで開業する予定。慰霊碑に関し、七十七銀は取材に「設置に向け遺族の話を聞きながら検討を進めている。設置の時期や場所、碑に刻む内容はまだ決まっていない」と話す。
 同支店では震災当時、支店長の指示で従業員ら13人が高さ約10メートルの屋上に避難。津波にのまれ、12人が犠牲となった。家族側は2012年6月、支店跡地に慰霊の花壇を設置。15年1月、かさ上げ工事に伴い高台に移し、同3月にモニュメントを設けた。


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2017年08月29日火曜日


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