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<北ミサイル>早朝の警報音に緊張 「領土落下も現実味」

ミサイル発射によるダイヤ乱れの案内が掲示された地下鉄改札=29日午前6時35分ごろ、市地下鉄泉中央駅

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射した29日朝、宮城県内でも一時緊張感が高まった。全国瞬時警報システム(Jアラート)が作動し、市民は驚きを隠せないまま勤務先や学校へ向かった。被害は確認されていないが、東北新幹線、仙台市地下鉄など交通機関に遅れが出たほか、一部学校が休校するなど市民生活に影響した。県など関係機関は情報収集に追われた。

 鳴り響くJアラートの警報音で目覚めた市民が多かった。勤務先や学校に向かう人たちの表情は一様に緊張感が漂っていた。
 市地下鉄南北線の泉中央駅でバスに乗り換え、通勤途中だった泉区の会社員佐々木竣哉さん(29)は「スマートフォンが鳴って驚いた。ミサイルが日本の領土に落下する可能性が現実味を帯びてきた気がする」と不安げに語った。
 JR仙台駅から会社に向かっていた太白区の会社員遠藤俊雄さん(53)は「出社が15分ほど遅れた。列車や駅で混乱はなかったが、朝早くから迷惑極まりない」と苦り切った表情。
 同駅近くのカラオケ店で仮眠していた宮城野区の大学生村上海(かい)翔(と)さん(19)は「(Jアラートの)通知を見てびっくり。もう寝られない」と驚いていた。
 Jアラートは当初、ミサイルが東北方面に向かっているとして、地下や頑丈な建物に避難するよう呼び掛け、戸惑った人もいる。
 宮城野区の団体職員仲程(なかほど)弘美さん(55)は「高齢の母を連れて自宅から移動する時間がなく、テレビでニュースを見ることしかできなかった」と振り返り「東日本大震災後に心掛けていた食品の備蓄が減っていた。改めて非常時の備えをしっかりしたい」と話した。


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2017年08月29日火曜日


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