宮城のニュース

<E番アナの応援席>本塁打量産の茂木/スイングに柔らかさも

菅生翔平アナウンサー

 ペナントレース勝負の8月。安定した戦いを続けるソフトバンクに対し、東北楽天は我慢の時が続いています。外国人打者が不調で打線につながりが生まれず、今季は彼らがチームを引っ張ってきただけに、復調を信じるしかありません。とはいっても、破壊力抜群の打線は今月23日にシーズン112本塁打とし、球団記録を更新しました。
 外国人3人の力によるものなのはもちろんですが、茂木栄五郎内野手もチーム日本人トップの15本塁打。1年目の昨季は7本塁打、うち2本がランニング本塁打なので、今季は長打力で急激な成長曲線を描いています。
 茂木のすごさについて、球団OBであり背番号5の先輩・牧田明久さんは「バットがしなってヘッドが遅れて出てくる。この柔らかいスイングはなかなかできない」と話しています。フルスイングが代名詞になっている茂木ですが、柔らかさも兼ね備えています。
 柔らかさの秘密はどこにあるのか。茂木に思い当たる節があるかを聞くと、「ずっとお世話になっているトレーナーからは、上体の使い方はバランスがかなりいいと言われています」とのこと。そして、もう一つ、「関係あるかどうかは分からない」という前提で話したのが、スイッチヒッターとしての経験です。
 茂木は小さい頃、松井稼頭央選手に憧れて野球を始めました。この頃から両打ちで、高校1年生の時に左打席で活躍した試合の後に、左打ちに専念するようにコーチから言われたそうです。この両打ちの経験が、野球の基礎を養う時期に両腕の使い方の感覚や筋肉のバランスなどを養い、上体をうまく使えている要因かもしれません。
 本人は「左打ちだからここまでこられた」としながらも「個人的には右打ちの方に自信がありました。長打も打てていたし、今は右打ちが貴重とも言われているので、後悔している部分もあります」と振り返っています。
 スイッチヒッターの茂木。見たい気持ちもかなりありますが、今の活躍を考えると、欲張り過ぎかもしれませんね。
(東北放送アナウンサー)


2017年08月29日火曜日


先頭に戻る