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<グライダー墜落>関係者「原因思い当たらない」

 福島市の山中にグライダーが墜落した事故について、搭乗した2人が所属するグライダークラブ関係者は28日、取材に「思い当たる原因はない」などと話した。機体は2年前、拠点にしていた同市の農道空港「ふくしまスカイパーク」で着陸時に損傷する事故を起こしたものの、不具合はなかったという。
 クラブの代表を務める仙台市宮城野区の男性(66)らによると、操縦していた可能性が高い東京都港区の高木政基さん(66)は東京大航空部OBで、約40年前にグライダー操縦の指導免許を取得。技術に定評のあるベテラン操縦士だった。
 大手商社を退職後、鳥取県の非常勤職員として東京本部に勤務。3人目の孫ができるのを楽しみにしていたという。
 墜落した機体は1987年のオーストリア製で、クラブが2001年から共同で所有。15年5月の訓練飛行でスカイパークに着陸時、プロペラなどを損傷した。修理後は定期検査で異常もなく、メンバーが「エンジンの調子がいい」などと話していた。
 消息を絶った27日は天候も安定していた。クラブ代表の男性は「(高木さんら2人の)体調にも問題はなかった。午前のフライト後に高木さんが『もう一度行きたい』と言って飛んだ。原因究明を待ちたい」と憔悴(しょうすい)した様子で話した。


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2017年08月29日火曜日


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