宮城のニュース

<北ミサイル>響く警報に早朝混乱 交通機関乱れ、休校措置も

バス運行停止などの情報収集に当たる仙台市危機管理室の職員=29日午前7時55分、仙台市役所

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射した29日早朝、県内では全国瞬時警報システム(Jアラート)が避難を呼び掛けたため、交通機関などが一時混乱した。ミサイルは直後に日本の上空を通過したことが確認されたものの、運転見合わせや運休が相次ぎ、一部の学校では臨時休校や始業時間繰り下げなどの措置が取られた。落下物などミサイルによる被害は、今のところ確認されていない。

<交通機関> 
 JR東日本は午前6時ごろから安全確認のため、東北新幹線と県内の在来線の運転を約20〜30分、見合わせた。
 新幹線は仙台発東京行き「やまびこ202号」など上下14本が最大で約35分遅れ、在来線はJR東北線岩沼−仙台間の普通列車上下2本が運休した。合わせて約8400人に影響した。
 仙台市地下鉄は南北線5本と東西線5本の運行を中止。走行中の列車は次の駅で停車して待機した。約2100人に影響した。
 運行中の市バス53台も安全な場所で停車。ミサイルが日本上空を通過したとの政府発表を確認し、午前6時15分に運転を再開した。
 市交通局は今年5月、Jアラートが発令した場合の対応マニュアルを定めたが、今回が初めての適用となった。
 仙台空港の発着便は遅れや運休がなく、通常通り運航した。海上では、離島航路のシーパル女川汽船が1便欠航した。

<教育機関> 
 県内の高校では本吉響が臨時休校となり、気仙沼、鹿島台商、塩釜の3校が始業時間を繰り下げた。
 公立小中学校は、5市町の計34校で15分〜1時間半、始業時間を繰り下げた。気仙沼市は水梨小を除く26校、女川町は2校。角田市東根小は、ほとんどの児童が利用するスクールバスの出発が遅延した。
 石巻市桃生、万石浦の両小中学校は通学路の安全点検で、登米市石森小は遠方から通勤する教員への配慮で、それぞれ授業開始を遅らせた。
 東松島市では地元住民計8人が、大曲小と矢本二中に一時避難した。
 県私学文書課のまとめでは、石巻市の穀町幼稚園と石巻みづほ幼稚園が、ともに登園を1時間遅らせた。


関連ページ: 宮城 社会

2017年08月30日水曜日


先頭に戻る