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<おおふなと夢商店街>仮設商店街の歩み一冊に 再生へ5年5ヵ月つづる

仮設商店街「おおふなと夢商店街」の歩みをまとめた記念誌

 東日本大震災で被災した店舗が入居していた岩手県大船渡市の仮設商店街「おおふなと夢商店街」が、記念誌を発行した。商い再生を目指してスクラムを組み、共に苦境を乗り越えてきた商店主らが、5年5カ月の日々を伝えている。
 夢商店街は2011年12月1日、震災前は別々の場所で営業していた店舗が集まって開業。今年4月末に閉鎖するまで延べ35店が軒を連ねた。
 記念誌で運営組合の伊東修理事長は、用地や参加店の確保、自前で用立てなければならない設備など課題を一つ一つ解決して仮設開業にこぎ着けた経緯を振り返った。
 生花店は、母の日に菓子店や化粧品とタッグを組んだ思い出を紹介。書籍店は「山積する問題を仲間と共に考え、行動できた。一人では乗り越えられなかっただろう」と語る。
 延べ260回を超える多彩なイベント開催も夢商店街の特徴。ボランティアらの寄稿も盛り込んだ。
 伊東理事長は「震災直後は、もう商売できないとさえ思った。商業者同士、日頃からのつながりが大切だと知ってほしい」と話す。
 記念誌は300部を作成し、入居していた店舗や支援者、市内の図書館、小中学校に配布する。


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2017年08月30日水曜日


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