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<グライダー墜落>事故調、機体の状況確認 プロペラや両翼など激しく損傷

墜落したグライダー(福島県提供)

 福島市町庭坂の山中にエンジン付きグライダーが墜落し、搭乗の2人が死傷した事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官は29日、墜落現場で機体の状況などを確認した。斜面に突き刺さった状態で大きく損壊しており、真っ逆さまに落ちた可能性があるという。
 東京都港区、公務員高木政基さん(66)の死因は頭蓋内損傷だったことが、福島県警の調べで判明。墜落による衝撃とみられる。同乗の仙台市若林区中倉3丁目、会社役員及川慶治郎さん(62)は右肩に大けが。
 事故調査官による現場調査は約4時間にわたった。機体はプロペラ、両翼、尾翼などが激しく損傷。操縦席前方のエンジン部分の一部まで地面に埋もれていたという。逸見浩也主管調査官は取材に「機長席にいた高木さんが操縦していたとみている」と説明。今後は事故当日の現場付近の気象状況などを確認する。
 グライダーは27日午後1時10分ごろ、福島市大笹生の農道空港「ふくしまスカイパーク」を離陸後、消息を絶った。28日午前8時すぎ、自衛隊ヘリコプターが墜落した機体を見つけた。
 関係者によると、及川さんはTシャツ姿で離陸し、事故後は機内にあった非常用衣類を羽織って寒さをしのいだとみられる。機体発見時は、この衣類を振ってヘリに救助を求めたらしい。


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2017年08月30日水曜日


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