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<全町避難>ヒマワリ畑で大熊復興体感 育てた種贈り交流 沖縄・北中城村民ら

ヒマワリ畑の前で記念写真を撮る一行

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町と、ヒマワリの種を通じて交流する沖縄県北中城(きたなかぐすく)村の関係者が28日、町の復興拠点として整備が進む大川原地区のヒマワリ畑を視察した。
 交流は昨年、沖縄県の市民グループ「福島・沖縄絆プロジェクト」の仲介で始まった。大熊町で採取した種を北中城村にまき、冬に咲かせた後、福島に種を送っている。
 訪れたのは、いわき市出身でプロジェクト副理事長の鈴木伸章さん(70)=浦添市=、北中城村の新垣邦男村長ら計20人。約10アールの畑に植えられたヒマワリは見頃が過ぎたが、大輪の花が最後の美しさを輝かせ、一行を喜ばせた。
 北中城村の大学生新垣咲希さん(21)は「沖縄の種が大きく育ってすごい」と感激した様子。新垣村長は「町を再生していこうという人々の強い気持ちを知って勇気づけられた。沖縄の支援態勢を構築し、末永く絆を育てたい」と述べた。
 プロジェクトは、来年の紅葉の時期に北中城村の関係者を福島に連れてくることを計画。鈴木さんは「福島は安全ということを沖縄の人たちに伝えたい」と話した。


2017年08月30日水曜日


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