広域のニュース

東北7月 求人最高更新1.45倍 雇用条件改善進む

 厚生労働省などが29日まとめた東北の7月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント増の1.45倍となり、過去最高を更新した。正社員の有効求人倍率も青森、岩手、秋田、山形の4県で統計開始以来最も高かった。深刻な人手不足解消に向け、東北でも雇用条件の改善が本格化している。
 各県の有効求人倍率は表の通り。宮城は前月比0.04ポイント増の1.62倍で過去最高となった。全国平均の1.52倍を超えたのは宮城と山形。
 各県の正社員の有効求人倍率(原数値)は青森が0.77倍、岩手が0.86倍、宮城が1.02倍、秋田が0.90倍、山形が0.98倍、福島が0.93倍となった。宮城は過去3番目の高さだった。
 宮城労働局は「正社員比率は全体で45.1%と増加傾向だが、サービス業は24.3%にとどまっている。今後も正社員の求人確保に力を入れたい」と話した。
 東北各県の公共職業安定所別の有効求人倍率(同)は鶴岡の2.06倍が最高、黒石の0.66倍が最低だった。岩手、秋田、山形、福島では、全安定所で1倍を超えた。
 新規求人(同)は宮城が前年同月比1.1%増の2万45人。業種別では建設業が5.2%減、製造業が11.5%減となり、上昇傾向が落ち着いた。コールセンターや宿泊施設の求人は引き続き増えている。
 県別の新規求人は、青森がリンゴ荷受けの求人が例年より早く出たことなどから前年比1.8%増の1万1453人。青森労働局は「求人倍率の高止まりを受け、例年より早めに求人を出す企業が増えている」と説明した。
 岩手は東京五輪に向けた鉄道ホーム転落防止柵製造の受注があり、秋田は火災から復旧した木材工場から大口求人が出た。山形は夏の短期販売バイトなどの求人から卸・小売業で12.8%増。福島は除染求人が100人を切り、雇用保険受給者が3カ月連続で増加した。


関連ページ: 広域 経済

2017年08月30日水曜日


先頭に戻る